Salesforce標準の開発コンソールでもSOQLは実行できますが、個人的には少し使いにくいです。
Workbenchはオブジェクトや項目のリストを表示してくれたり、ソート順や検索条件もGUIから設定できるので楽ちんです。
SOQLの構文を知らない人でもデータを検索できると思います。
SOQLの実行方法
WorkbenchにログインしてSOQLのメニューを選択します。

以下のSOQLを作成するページが表示されます。

各エリアの入力・出力内容は以下の通りです。
番号 | タイトル | 内容 |
---|---|---|
1 | Object | 検索対象のオブジェクトを選択 |
2 | Fields | 検索結果に表示する項目を選択 |
3 | View as | List:一覧形式で表示 Matrix:不明(使用した経験がないため) Bulk CSV:CSV形式でファイル出力出力 Bulk XML:XML形式でファイル出力 |
4 | Deleted and archived records | Exclude:削除済レコードを除く Include:削除済レコードを含む |
5 | Sort results by | ソート順を指定します。 ソート順は1つのみ指定できます。 以下の指定が可能 ・ソート項目 ・昇順or降順 ・NULLを先頭にするか末尾にするか |
6 | Max Records | 最大表示レコード数 SOQLのLIMITに相当 |
7 | Filter results by | 検索条件を指定します。 複数の指定が可能です。 以下の指定が可能 ・検索項目 ・比較演算子(=、≠、<、>、like、inなど) ・比較項目値 |
8 | Enter or modify a SOQL query below | 1~7の入力値によって自動生成されたSOQLが表示される。 SOQLを手動で編集することも可能。 左下のQueryボタンを押すと検索結果が表示される。 |
9 | Query Results | 検索結果 |
検索結果からデータ操作
検索結果からいくつかのデータ操作を行うことができます。
以下はContactのAccountId、Id、Nameを検索した結果です。

Nameには下線が引かれていませんが、AccountIdとIdには下線が引かれています。
この下線はId項目に引かれるもので、Idにフォーカスするとメニューが表示されて以下の操作が可能です。
メニュー名 | 内容 |
---|---|
Update | 更新用画面を表示 |
Delete | 削除(ゴミ箱に入れる) |
Undelete | 削除されたレコードを元に戻す(ゴミ箱から復元) |
Purge | 完全削除(ゴミ箱に入らない) |
View in Salesforce | Salesforceでデータを表示 |
いずれのメニューも更新前に確認画面があるので、まずは押してみると内容が理解しやすいと思います。