Salesforceが提供しているDataloaderでも一括データ処理は実行できますが、Workbenchの方がブラウザで簡単に操作できるので、基本的にWorkbenchを使用しています。
Javaのインストールなども不要なので使い始めるのは簡単です。
一括データ処理の種類
Insert、Update、Upsert、Delete、Undelete、Purgeの6種類が使用可能です。
Upsertはデータがあれば更新、なければ登録を行う処理です。
実行方法
ページ上部のdataから処理種類を選択します。
ここではUpdateを選択しています。

次に対象オブジェクトと処理用データを格納したファイルを選択します。

アップロードしたファイル

ページ上部にファイルのアップロード結果が表示されます。
件数が表示されますので、ファイルに間違いがないかを確認できます。
ページ下部にはオブジェクト項目とファイル項目のマッピングが表示されます。
既定で項目名が同じ場合は自動的にマップしてくれます。
項目名が異なる場合でも、手動でマッピングを変更することが可能です。


ページ下部の「Map Fields」でマッピングの確定、「Preview CSV」でファイルの内容を確認することができます。
「Map Fields」を押すと以下のページでマッピング結果を最終確認します。
問題なければ「Confirm Update」で更新処理を開始します。

ページ上部と下部それぞれに処理結果が表示されます。
上部はサマリ結果、下部はデータ毎の結果が確認できます。

1つ前のページで「Process records asynchronously via Bulk API 」を選択しBulk APIで処理を行うことも可能です。

ここではUpdateの操作を紹介しましたが、その他の操作も基本の流れは同じです。
処理件数は50,000件まで
50,000件以上でもBulk APIとしては処理できる件数なのですが、Workbenchがアップロードできる件数を制限しているようです。

WorkbenchにはGUIでAPI実行を行える「REST Explorer」の機能がありますので、50,000件を超えるデータを処理したい場合にはこちらを使用してください